でこぼコ診断とは?

「でこぼコ診断」とは、お子さまの特徴をとらえる独自のシステムです。
でこぼコ・ラボでは、お子さまの特徴には脳の働きが大きく関係していると考えています。
でこぼコ診断の結果として出てくる「9つのでこぼコ」の説明も参考にしてください。

お子さまの特徴とは別に、子どもが学校に行けない、行かない「状態」にあることを
9つのでこぼコとは別に「がっこうにがて」として、+1で表現しています。

※質問する親の子どもと、それに答える「子ども先生」との
マッチングに使うための特徴であり、医療診断ではありません。

9つのでこぼコ

9つのでこぼコがっこうにがて
こだわりがち

こだわり・過敏があり コミュニケーションべた

考え方や感覚に対して自分なりのこだわりや過敏さがあり、友だちとのコミュニケーションが上手にとれないことがあるようです。その一方で、興味をもつとトコトン突き詰める傾向があり、「〇〇博士」と呼ばれたりもします。

うっかりさん

忘れもの・ミスが多く やる気がないと見られがち

忘れものが多く、テストなどでもケアレスミスが目立ちます。何かに気をとられてぼんやりし、決められていた締め切りを守れないこともしばしば。ぼーっとしてやる気がないと見られがちですが、実は頭の中でいろいろ考えています。

おちつかない

じっとしていられず落ち着きがない

授業中や順番待ちなど、その場に留まることを求められるシーンで、じっとしているのがニガテ。つい、立ち歩いてウロウロしてしまったりします。落ち着きがないと思われがちですが、活動的でエネルギッシュな元気さをもっています。

おぼえにくい

ずっと記憶しておくのがニガテ

記憶を頭の中に定着させるのがニガテなようです。学習したことを理解するのは問題ないのですが、それを長い間覚えておけず、半年や一年後には忘れてしまっています。その反面、直感的な判断は得意で、質問にもサッと答えられます。

マニュアルさん

変化に対応するのがニガテ

自分で考えての行動や、シーンに合わせて柔軟に対応することがニガテなタイプ。想像と違っていたり、体験していないことに出会ったりすると少しあわててしまいます。迷わずに誘導できるマニュアルなどがあれば適切に行えるでしょう。

ひとつひとつ

一度にたくさん言われるとあせりがち

同時に複数の事柄を覚えておくのが得意ではありません。ひとつの物事に集中すると、次にやるべきことやその次にやろうと思っていたことが頭から消えます。その一方で、しっかり体験できたことは忘れず、よく覚えているようです。

ゆっくりさん

要領よく作業をするのがニガテ

単純作業をニガテとしています。例えば、板書を書き写す(ノートをとる)などの行為を、すばやく正確に進めることができないようです。要領よく動けるタイプではありませんが、ひとつひとつをゆっくりと丁寧に行うのは得意です。

ことばにがて

ことばを理解し表現するのがむずかしい

ボキャブラリーが豊富ではないため言葉の意味がわからず、会話の意図を理解できない場合があります。また、作文や発表など自分の考え・想いを言葉で表することも不得手。イラストなど視覚的な表現を使えば、理解しやすくなります。

かたちにがて

かたちや空間を認知しにくい

文字や図形など細かい形状を把握しにくいところがあります。同様に、サイズ感や距離感の認識も得意ではありません。このタイプは目で見た情報を自分の中で処理して整理するのがニガテなので、口頭での説明が適しているようです。

がっこうにがて

なんらかの理由で学校に行くのがニガテ

学校に行きたいけど、行けない。行ける日もあるけど、行けない日もある。または、学校に行かないことを自分で決めた。など、何らかの理由で学校に行ってない状態。

発達でこぼコと
脳の働きとの関係

大脳皮質では、目や耳などから受け取った情報が4つのエリアの間を行き来し“連携”することで私たちの生活や学習は行われています。(※言語聴覚士に聞く「困った」「ニガテ」の原因は?

でこぼコ診断での特徴は下記のような脳の働き(場所)と関係があると言われています。
ただし、脳の機能や情報伝達の仕組みは複雑でまだまだわかっていないことがあります。

脳の働きとの関係
前頭葉:脳全体の“統括司令部”
頭頂葉:各部門の情報を“統合”
側頭葉:“耳”からの情報の受付窓口
後頭葉:“目”からの情報の受付窓口

「脳の働き」について専門家の説明はこちら